山と街をつなげる庭づくり、fanlandscape。

ブログ「やまんちゅのよもやま話」

2017.06.29

植栽のちから

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昨日と今日の2日間、三重の工務店ひさとも建設さんの造園工事でした。
久友さんの建てる 家は雑木の庭によく合います。

一日目はメインの工事、中高木を位置を決めて植え込みを行う作業です。
雑木の庭にとっては、この作業が最も重要でこの作業で庭の良し悪しが決まってしまうといっても顎んではありません。
山に生えている樹木は緑化木センターなどで販売されているものとは違い、まっすぐ上には伸びていません。山では斜面に生えていたり、他の樹木の陰から逃れようと斜めに伸びていつたりするものの方が普通です。
葉もその斜めに伸びた枝なりに開いていますので、山で育っている場所ち同じように庭にも植えてあげないと、不自然な形になってしまいます。
木の位置を変えたり、傾けたり、回したり、納得のいくまでこの作業を繰り返します。
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一日目は天気にも恵まれ、久友さんたちにご尽力いただき庭のあらかたの形が出来上がりました。
通りがかりの人たちも足を止めて見ていきます。

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2日目は地面の形を整えて、下草を植えこむ作業ですが、朝からあいにくの雨模様。
樹木たちはこの雨、とても喜んでいると思いますが、作業をする人間にとっては邪魔なものでしかありません。時折強く降る雨の合間を縫ってドロドロになりながら作業を進めます。
午後になり雨も小降りになり何とか形になりました。
作業をしていただいた久友さんのスタッフの方々、雨の中ご苦労様でした。

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この状態から、土の部分に化粧砂利などを敷き込み完成となります。

造園工事をするとき何時も思うことですが、木を植える前と植えた後ではその印象が全く変わります。外観は森の中に佇んでいるようになり、家の中の窓から眺める風景は木々の緑が目に優しく、ウッドデッキでは緑がもっと近く、手で触れる場所にあります。

一般的には、庭と建物は別々に計画しがちですが、それぞれは別々にあるものではなく、両方あって初めて「住まい」と言えるものが出来上がると思っています。
庭あってこその住まい、住まいあってこその庭。双方がお互いをより引き立てていくと考えています。

これからも、住まう人の生活を豊かにしているために、気持ちの良い庭をご提案していきたいと思います。