山と街をつなげる庭づくり、fanlandscape。

ブログ「やまんちゅのよもやま話」

2024.02.28

早い芽吹き

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まだ2月だというのに、今年は樹木たちの芽吹きが始まりました。

浜松は全国でも早い方だと思うのですが、今年は10日くらい早い気がします。

芽吹きも一斉に始まるわけではなく、順番が大体決まってます

まずハウチワ、コハウチワカエデが芽吹き始めます。

写真はハウチワカエデです。

次にモミジ類が芽吹きます。

今はモミジまでが芽吹いてきてます。

そのあとは随時芽吹いて行って、次はシデ、ナラ系、少し遅れてエゴノキ、ツリバナなどで、最後はアオダモが芽吹きます。

特にアオダモは遅れて芽吹く事も多く、昨年はなかなか芽吹かなかった1本が梅雨が明け直後に芽吹いたこともありました。

 

温暖化の影響でしょうか、春に芽吹きがどんどん早くなってきている気がします。

年数が経過している落葉樹を動かすのは、落葉してから芽吹きが始まるまでの休眠期が基本ですが、山採りの樹木たちの掘り出し、仕入れも4月中旬ぐらいまではできたのですが、今後は3月末までに終わらせる必要が出てくるかもしれません。

 

温暖化については夏の樹木たちも影響があって、落葉樹が夏の暑さに耐えきれず9月に紅葉を待たずに落葉してしまったり、逆に今まで柑橘類が寒くて育たなかった地域でも問題なく使えたりしています。

既に「夏の気温は高く、冬は短い」という流れはしばらくは変わらないと思いますので、樹木を扱う際にも時世にあった扱いを心がけて、元気な庭が保てるような作り方をしていきたいと思います。